労働者・県民・国民の生活悪化
1)厚生労働省の賃金構造基本調査でみても、一般労働者の平均賃金は、上昇率を傾向的に低下させ、20 02年以降マイナス傾向で、2001年の30万5,800円から2010年には29万6,200円に9
600円の低下、男性は34万700円から32万8,300円に1万2,400円も下げられました。
2)青年・女性労働者の半数以上が非正規労働者で、非正規労働者の時間あたりの賃金は、正規労働者の5 4.3%といわれています。2009年の年収200万円以下のワーキングプアは、1,099万(199 9年度の803万人から296万人増加)に拡大しています。
福岡県の最低賃金は、平成23年10月15日から3円の引上げを行い、695円となりました。月1 50時間働いても104,250円、23万円が必要といわれている単身者の最低生計費に程遠い金額で す。特に生活保護世帯の急増は著しく、稼働年齢層といわれる30代から50代世帯での増加が目立って いるといわれています。全国の需給世帯数も150万7940世帯で最多を更新。福岡県の生活保護世帯 数は87,069世帯、被保護人員数124,287人(前年比10.1%増)となっています。
3)大震災・原発事故による打撃と、欧米の金融不安・経済危機で急展開した円高によって、日本経済は新 たな苦境に直面しています。とりわけ中小企業では、内需の低迷と大企業によるコスト削減の横行で下請 け単価・受注単価が切下げられ、深刻な売上げ減にせっぱ詰まった経営を余儀なくされています。
福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合
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